難読漢字のひとつ「六十谷」の読み方をご存じでしょうか。
この記事では、「六十谷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「六十谷」の正しい読み方は「むそた」
「六十谷」は「むそた」と読むのが正しい言葉です。
「六十谷」は、2文字以上の漢字の組み合わせに訓読みを当てる「熟字訓」を利用した読み方になります。
「六十谷」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「六十谷」の間違いやすい読み方は「ろくじゅうたに」や「ろくじゅうや」といえるでしょう。
「六十」は通常「ろくじゅう」と読みますが、この場合は「六十路(むそじ)」のように「むそ」という読み方で読むのが正解になります。
また、「谷」も一般的には「や」「たに」と読みますが、「六十谷」の場合は「た」という読み方になるため注意しましょう。
「六十谷」について説明
「六十谷」は「和歌山県和歌山市内に位置する地名」のことを指します。
この地域に存在する寺院がかつて「墓の谷」と呼ばれていたことから「墓所谷(むそた)」の読み名が生まれ、その後「墓所」を「六十」に変えたことが「六十谷」の由来とされています。
なお、「六十谷」という言葉は承安4年(1174年)の文書には既に登場していたようです。
JR阪和線の「六十谷駅」は和歌山駅から2つ目の位置にあり、「六十谷」エリアは同県中心部からのアクセスが便利な地域として知られています。
まとめ
「六十谷」の正しい読み方は「むそた」になります。
「六十」が「むそ」と読む点を覚えておくことがポイントです。
「六十谷」が和歌山市内に位置するエリアであることや、その由来についてもチェックしておきましょう。
ぜひ難読地名の読み方を学ぶ参考にしてください。