この記事では、「医」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「医」の正しい読み方は「イ」と「くすし」
「医」は音読みで「イ」と読む漢字です。
また、日常ではあまり使われませんが、常用漢字表外の読み方では訓読みで「くすし」とも読めます。
「医」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「医」は「矢(ヤ)」と部首「かくしがまえ」で構成される漢字です。
そのため「医」の読み方を知らない方は「ヤ」と読んでしまうかもしれません。
「医」を使った熟語
「医(イ)」は病気やけがを治すこと、あるいはその行為にたずさわる者を意味する漢字です。
諸説はありますが旧字体の「醫(イ、エイ)」は薬用酒を使って治療をおこなうさまを表しているともいわれ、現在使われている「医」も薬を使って患者を治す従事者を指す用語となっています。
その「医」を用いた熟語には「医師」「獣医」「医食同源」などがあります。
「医師」
「医師(いし)」とは、病気やけがの診察や治療、予防に関する業務の従事者、職業のことです。
これは、病気やけがを治すことを意味する「医」と専門技術を持つ者を意味する「師」を組み合わせた用語となっています。
「医者(いしゃ)」と呼ばれることもあります。
「獣医」
「獣医(じゅうい)」とは、動物を対象とした病気やけがの治療や健康管理、公衆衛生に関する業務の従事者、職業のことです。
獣医師ともいいます。
「獣」はヒト以外の動物を意味しており、「獣医」は動物の治療に従事する医師を表す熟語となっています。
「医食同源」
「医食同源(いしょくどうげん)」とは、体の取り込む食べ物と薬は同じ役割を持つ、食べ物も薬になることを表す言葉です。
「同源」とは同じところから来ていることを指し、「医食同源」は「医(体にとって薬になるもの)は日常口にする食べ物に含まれている、日常の食事が健康維持や病気の予防につながる」ということを言おうとしています。
まとめ
「医」は音読みで「イ」、訓読み(常用漢字表外)では「くすし」と読む漢字です。
漢字の中に矢(ヤ)が含まれていますが「ヤ」と読まないようにしましょう。