この記事では、「派生」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「派生」の正しい読み方は「はせい」と「はしょう」どちら
「派生」の正しい読み方を検討するために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みに付いて、確認します。
まず、「派」の漢字の音読みは「ハ」で、訓読みは「わ(かれる)」です。
また、「生」の漢字の音読みは「セイ・ショウ」で、訓読みは「い(きる)・う(まれる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば、「はせい」と「はしょう」の、どちらとも読める可能性があることが分かります。
しかし、いずれが正しい読み方かは、ここから判断することは出来ません。
さて、「派生」の正しい読み方は「はせい」と「はしょう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「派生」の正しい読み方は、「はせい」で「はしょう」と読むのは間違いです。
この熟語の様に、漢字の読みからはいずれとも読めるにもかかわらず、一方が正しく、もう一方が間違いだと言うのも、日本語の難しい点のひとつと言えるかも知れません。
「派生」の意味
「派生」とは、「同じ物事から新しいものが枝分かれして生じること」を意味する言葉です。
類語としては、「分派」や「亜種」や「疑似」等が挙げられます。
「派生」の言葉の使い方や使われ方
・『表面化している全ての問題は、この大きな課題から派生したものです』
・『あの企業は、独創的な新製品開発に成功し、そこから派生した様々な商品で、安定的な販売伸長を成し遂げています』
・『華道は池坊から始まったとされており、現在ではそこから派生した多くの流派があります』
まとめ
「派生」の正しい読み方は、「はせい」で「はしょう」と読むのは間違いです。
また、この「派生」とは、「同じ物事から新しいものが枝分かれして生じること」を意味する言葉です。