この記事では、「海石榴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「海石榴」の正しい読み方は「つばき」と「かいせきりゅう」どちら
「海」という漢字は訓読みでは「うみ」、音読みでは「かい」と読みます。
「石」という漢字は訓読みでは「いし」、音読みでは「せき」と読みます。
最後に「榴」は訓読みでは「ざくろ」、音読みでは「りゅう」と読む漢字です。
どこをどうみても「海石榴」を「つばき」とは読めないので「かいせきりゅう」と読むのが正解じゃないかと思う方も多いと思います?
ところが何と「海石榴」は「つばき」と読むのが正解なのです。
「海石榴」の場合、漢字が本来持つ読み方を無視した「熟字訓」と呼ばれる非正規的な表現が用いられています。
正しい読み方の結論
「海石榴」は正しくは「つばき」と読みます。
「海石榴」の意味
「海石榴」とはツバキ科ツバキ属の植物であり、いわゆる「椿(つばき)」のことを指しています。
「椿」という漢字自体は中国では霊木の名称であり、「椿」=「つばき」の意味で用いるのは日本独自の用法になります。
一方、「海石榴」という表現は中国の隋王朝2代目皇帝「煬帝」の詩の中に見られます。
海を渡って日本から入ってきたことから「海石榴」の漢字が当てられたようです。
ただし、「海石榴」が指す植物が果たして「椿」のことであるかどうかは国際的には認められていません。
ちなみに、「石榴」とは「ザクロ」の漢字表記名であり「柘榴」とも表記されます。
よって、「海石榴」も漢字を一字変えて「海柘榴」と表記することもできます。
「海石榴」の言葉の使い方や使われ方
・『海石榴は種子から採れる油をはじめ、木炭や木材でも広く利用されている』
まとめ
・「海石榴」は正しくは「つばき」と読みます。
・「海石榴」とはツバキ科ツバキ属の植物「椿(つばき)」のことを指しています。