「珍重」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「珍重」の正しい読み方と意味について解説します。
「珍重」の正しい読み方は「ちんちょう」と「ちんじゅう」どちら
「珍重」という言葉の読み方としては「ちんちょう」と「ちんじゅう」の2つが候補になります。
「ちんちょう」と「ちんじゅう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「珍重」の正しい読み方は「ちんちょう」です。
「珍重」の「珍」には「珍説」【ちんせつ】「珍味」【ちんみ】など「ちん」という読み方があります。
「重」は「重宝」【ちょうほう】「貴重」【きちょう】など「ちょう」と読む以外に、「重要」【じゅうよう】「体重」【たいじゅう】など「じゅう」とも読みます。
漢字の読み方から考えると「ちんちょう」と「ちんじゅう」が「珍重」の読み方はになりそうですが、正しい読み方として使われているのは「ちんちょう」で「ちんじゅう」と読むことはありません。
「珍重」の意味
「珍重」とは、「めったにないものとして大切にすること」を意味する言葉です。
「重」には重量があるという意味以外に、価値が高いという意味もあります。
価値が高いことを表す意味で使われる場合は「貴重」【きちょう】「重宝」【ちょうほう】など「ちょう」の読み方で読むことが多く、珍しいものとして大事に扱うことを意味する「珍重」も「ちんちょう」と読みます。
「珍重」の言葉の使い方や使われ方
・『中国では翡翠が珍重されている』
・『フランス料理ではトリュフが珍重されている』
・『大航海時代には胡椒が貴重な香料として珍重されていた』
まとめ
「珍重」の正しい読み方は「ちんちょう」で「ちんじゅう」という読み方は誤りです。
日常会話でも使うことのある言葉なので正しい読み方を覚えておきましょう。