「久邇」という苗字は何と読むのでしょうか。
この記事では、「久邇」の読み方を詳しく説明していきます。
「久邇」で使われる読み方は「くに」と「くじ」
「久邇」で使われる読み方は「くに」「くじ」などです。
「久」は音読みで「キュウ」「ク」、訓読みで「久しい(ひさしい)」と読みます。
「しんにょう」と「爾(なんじ、しか)」で構成される「邇」は「その土地の守護神」「近い」という意味を持つ漢字で、音読みでは「ジ」「ニ」、訓読みでは「邇い(ちかい)」と読みます。
漢字を組み合わせた「くに」「くじ」が「久邇」の一般的な読み方です。
「久邇」で使われる読み方で考えられる読み方
「久邇」で使われる読み方で考えられるのは「くに」です。
「久邇」は、皇族のひとつ「久邇宮(くにのみや)」の流れをくむ一族の苗字で「くに」と読みます。
そのため、現在みられる「久邇」姓の読み方は「くに」であると考えられます。
「久邇」の苗字で考えられる由来
「久邇」は、皇族の「久邇宮」に由来する苗字です。
久邇宮は明治時代に創始して戦後に皇籍を離脱した皇族(宮家)のひとつで、昭和天皇后の実家にあたります。
昭和22年におこなわれた皇族会議により、複数の宮家が皇籍を離脱することになりました。
それによって久邇宮は国民に変わったので、一族は旧皇族として「久邇」を名乗るようになったのです。
現在は、久邇宮3代当主の子である久邇邦昭氏が祭祀継承者を務めています。
まとめ
「久邇」の読み方は「くに」です。
旧皇族の苗字のひとつであり、一族の方が「久邇」姓を受け継いでいます。