この記事では、「大蒜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「大蒜」の正しい読み方は「にんにく」と「おおびる」どちら
「大蒜」には2つの読み方があります。
1つ目は「にんにく」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「おおびる」で、
訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「蒜」の訓読みは「ひる・にんにく」で、連濁(れんだく)が使われています。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
正しい読み方の結論
「大蒜」の正しい読み方は、「にんにく」「おおびる」の2になります。
ただし、読み方により多少使い方が違ってきます。
「大蒜」の意味
「大蒜」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「にんにく」と読む場合、「ユリ科の多年草で、強い香りがあり、強壮薬や香辛料などに使われる植物」という意味です。
「にんにく」の語源は以下の2つのです。
1つ目は、「匂悪・匂憎(においにくむ)」「香匂憎(かにおいにく)」を省略した言葉という説で、その強い香りから嫌われていたことを表します。
2つ目は、仏教用語の「忍辱(にんにく)」という言葉で、「我慢する」という意味です。
「おおびる」と読む場合、「にんにく」の和名で、古語として使われます。
「大蒜」の言葉の使い方や使われ方
「大蒜」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『中国産の大蒜(おおびる)は価格が安い』
・『大蒜(にんにく)がたっぷり入った餃子を食べる』
・『大蒜(にんにく)を食べた後は歯磨きが必須だ』
まとめ
今回は「大蒜」の読み方について紹介しました。
「大蒜」は「にんにく」も「おおびる」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。