この記事では、「所縁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「所縁」の正しい読み方は「しょえん」と「ゆかり」どちら
「所縁」には2つの読み方があります。
1つ目は「しょえん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「ゆかり」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
正しい読み方の結論
「所縁」は「しょえん」「ゆかり」のどちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「所縁」の意味
「所縁」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「しょえん」と読む場合、「仏教用語で、心や精神作用の対象となるもの」「何らかのつながりや知り合い」という意味です。
「ゆかり」と読む場合、「何らかのかかわりあいやつながりのあること」「血縁関係のある者」「梅干し、しその葉を乾燥させて粉にしたふりかけ」という意味で「縁(ゆかり)」の語源は、「ゆ」は「由来(ゆらい)」の「由」で「寄って来るところ」という意味、「かり」は「許(ばかり)」の「かり」で「おおよその数量」という意味、「おおよその寄って来るところ」から転じて「人と人とのつながりや縁」という意味で使われています。
「所縁」の言葉の使い方や使われ方
「所縁」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『心で感じる所縁(しょえん)を大切にする』
・『彼とは縁も所縁(ゆかり)もない』
・『アニメ作品に所縁(ゆかり)のある場所を訪ねる』
まとめ
今回は「所縁」の読み方について紹介しました。
「所縁」は「しょえん」も「ゆかり」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。