この記事では、「溢れる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「溢れる」の正しい読み方は「こぼれる」と「あふれる」どちら
「溢れる」には3つの読み方があります。
1つ目は「あふれる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「あぶれる」で、「あふれる」から変化した俗語的な読み方で辞書によっては載っていいない場合もあります。
3つ目は「こぼれる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「溢」の音読みは「いつ」のみ、訓読みは「あふ(れる)・ み(ちる)・ こぼ(れる)・ す(ぎる)・ おご(る)」です。
正しい読み方の結論
「溢れる」は「あふれる」「あぶれる」「こぼれる」の3つの読み方があり、読み方により意味が違ってきます。
「溢れる」の意味
「溢れる」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「あふれる」と読む場合、「水などが容器にいっぱいになって外にはみ出る」「人や物が入りきらないではみだす」「入りきらないほど多くある」「ある気持ち・気力・才気などがいっぱいに満ちている」という意味です。
「あぶれる」と読む場合、「仕事にありつけなくなる」「狩猟や釣りで全く獲物がない状態」「はみ出て散らばっている様子」「落ちぶれてさまよう様子」という意味です。
「こぼれる」と読む場合、「液体、粉末、粒状の物などが容器などから外へ出て落ちる」「音や光、匂いなどがある範囲や隙間から外に出る」「隠されていたものが思いがけなく現れる」「感情などが表面に現れる」「花や葉などが散る」という意味です。
「溢れる」の言葉の使い方や使われ方
「溢れる」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『大雨で川が溢れる(あふれる)』
・『一緒に組むペアが見つからず溢れる(あぶれる)』
・『ジュースが溢れる』
まとめ
今回は「溢れる」の読み方について紹介しました。
「溢れる」は「あふれる」「あぶれる」「こぼれる」の3つの読み方があり、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。