「粗供養」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「粗供養」の正しい読み方と意味について解説します。
「粗供養」の正しい読み方は「あらくよう」と「そくよう」どちら
「粗供養」という言葉の読み方としては「あらくよう」と「そくよう」の2つが考えられます。
「あらくよう」と「そくよう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「粗供養」の正しい読み方は「そくよう」です。
「粗」には「粗方」【あらかた】「粗塩」【あらじお】など「あら」という読み方と、「粗末」【そまつ】「粗雑」【そさつ】など「そ」という読み方があります。
「供養」は1つの単語で「くよう」と読み「粗」と「供養」を合わせた単語が「粗供養」です。
漢字の読み方を組み合わせると「あらくよう」と「そくよう」になりますが「粗供養」の正しい読み方は「そくよう」で「あらくよう」という読み方はありません。
「粗供養」の意味
「粗供養」とは、「葬儀や法要の際に供養してくれた人に対して感謝の意味を込めてお返しを渡すこと」を意味する言葉です。
葬儀や法要に出席してくれた人に対する感謝を示すもので、粗品などささやかなお礼を渡して気持ちを伝えます。
主に関西地方で行われている風習であり関東ではあまり馴染みがありません。
関西では「粗供養」の品物にかけるのし紙には「満中陰志」と書きますが、関東では「志」が一般的です。
「粗供養」の言葉の使い方や使われ方
・『粗供養の品物を選ぶ』
・『忘れずに粗供養の品物を渡す』
・『最近は粗供養にカタログギフトを選ぶ人が増えている』
まとめ
「粗供養」の正しい読み方は「あらくよう」ではなく「そくよう」です。
日常ではあまり使いませんが社会人なら常識として知っておくべきマナーに含まれる言葉なので正しい読み方を覚えておきましょう。
