この記事では、「悍ましい」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「悍ましい」の正しい読み方は「おぞましい」と「やましい」どちら
「悍ましい」は一般的ではない漢字にましいという送り仮名がついています。
漢字がぱっと思い浮かばずましいで終わる言葉と言えば「おぞましい」か「やましい」があり、どちらかだろうとあたりは付けられても正解がわからない人も多いでしょう。
正しい読み方の結論
「悍ましい」の正しい読み方は「おぞましい」だけです。
「やましい」は漢字では疚しいや疾しいと書き字も違いますし送り仮名もましいではなくしいだけになります。
悍は気が強いという意味を含む漢字でおぞいという言葉が生まれ、それから発展して「おぞましい」という言葉が生まれました。
「悍ましい」の意味
「悍ましい」とは体が震えを覚えるほど不快という意味であったり、吐き気がするほどの強い嫌悪を感じさせるという意味です。
元々は強情という意味で使われていましたが現在は我が強いことや強情なことを「悍ましい」ということは基本的にありません。
見るのも嫌に思うくらいに不快感や嫌悪感があることを指す表現になります。
「悍ましい」の言葉の使い方や使われ方
・『戦時中の悍ましい記録』
・『耳にするだけでも悍ましい凶悪犯罪』
・『悍ましい彫像』
まとめ
「おぞましい」という言葉自体とても強い不快感や嫌悪感を催すようなものでもなければ使われない言葉なので、漢字を使って表記した「悍ましい」という言葉は目にする機会も少ないでしょう。
ですがこれ以上簡潔に強い悪感情を表す言葉もそうそうないので、「悍ましい」という言葉の読み方をちゃんと覚えておけば手短に感情を伝えやすくなるはずです。