この記事では、「曲輪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「曲輪」の正しい読み方は「くるわ」と「まげわ」どちら
「曲輪」の正しい読み方は、「くるわ」が正しい読みです。
というのも、この読みは、2文字以上からなる漢字を読み上げる際、本来の漢字の読み方が変化するというルールが適応されるので、曲がるという漢字は、訓読みにおいて、「くる」とは読みませんが、特殊ルールが採用されることで「くる」と読めるようになり、そこに輪っかの「わ」がプラスされることで「くるわ」となるのです。
正しい読み方の結論
「くるわ」の正しい読み方の結論ですが、これは、熟字訓という読みが採用された言葉なので、あらかじめ読み方を知っているということを前提で「くるわ」とよみます。
なので、この言葉が使われだしたのは、江戸時代よりも前になるので、江戸時代よりも前の文献ですでに「くるわ」と読み上げていたと記されているので、「くるわ」が正しいです。
しかし、現在では、「郭」という文字を「くるわ」と読んでおり、この言葉は江戸時代にすでにこちらの読みが「くるわ」とありました。
「曲輪」の意味
「曲輪」は、お城の防御用の陣地の構築法のことで、お城の周りに高い石垣を築き上げて登ってこれない、入ってこれないようにしようという防御陣地のことです。
塀とか囲いとはまた別で、高く築き上げた壁で入ってこれないようにしようという考えが主になります。
「曲輪」の言葉の使い方や使われ方
・『このお城の城跡後には、曲輪の跡が見られる』
まとめ
「曲輪」については、熟字訓になるので、昔の文献に読み方が記載していてそれをきちんと守っているがゆえ、「くるわ」と読めます。
しかし、この読み方は、実は江戸時代で「曲輪」と記して「くるわ」と読むか、「郭」と記し「くるわ」と読もうかと2極化されています。
よって、現在では、「郭」と記して「くるわ」と読んでも正解です。