この記事では、「経る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「経る」の正しい読み方は「けいる」と「へる」どちら
経るの文字表記を目にした人の中には何となく、けいるという読み方をしてしまう人がいたりするものです。
何故なら経の漢字には、けいという読みがあるので、その後に続く、るの平仮名とシンプルに合わせて思わず、けいると読んでしまう事は理解出来ます。
ですが残念ながら経るを、けいると読むのは、誤りです。
経るは、けいるではなく、へるという読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
経るは、へると読むべき言葉です。
というのも経の漢字は、けい以外にもきょうや、へという読み方が出来ます。
そのため、経の漢字のへという読みと、その後ろに付いている、るの平仮名を組み合わせる事で経るは、へると読む事が可能です。
「経る」の意味
経るは、通り過ぎるや営む、おさめる等の意味を持っている経の漢字に、平仮名のるを付け足す事によって完成した言葉となっています。
だからこそ経るは、時が過ぎる事やその場所を通過する事、道筋を通るといった意味を表すのです。
「経る」の言葉の使い方や使われ方
・『長い年月を経る内に、彼はすっかり意固地な人間になってしまったのです』
・『着工から約10年という歳月を経る事で、その橋はようやく完成しました』
・『複雑な手続きを幾度も経る事で、どうにか申し込みを行ったのです』
まとめ
経の漢字には、けいという読み方があるものの、経るを、けいると読んでしまうのは間違いで、へると読むのが正解な言葉となっています。
更にそんな経るは、時が経つ事や経由する事、過程を辿るといった意味を表する言葉として、用いられているのです。