支援を求める時や頼りにする場合に使う言葉には「縋る」があります。
この記事では、「縋る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「縋る」の正しい読み方は「すがる」と「つかまる」どちら
「縋る」の正しい読み方は「縋る」であり、「つかまる」とは読みません。
「縋」は音読みで「つい」と読み、訓読みで「縋る(すがる)」と読みます。
「縋」の意味には「つかまる」がありますが、読み方としては使いません。
正しい読み方の結論
「縋る」の正しい読み方は「すがる」であり、「つかまる」は間違いです。
「縋る」の意味
「縋る」は頼りにしている物事や人物につかまるという意味があり、こちらは物理的なものに対して使うことも可能です。
「縋る」は登山における命を預けるために使うロープ、命綱、ハーネスなどをしっかり握る時に使います。
また「縋る」は自分の危機や困難に対して助けを求める時にも使う言葉であり、頼りにしている人物や集団に対して助力を得る時にも使います。
助けを求める時に使う「縋る」先としては色々なものがありますが、物理的な手助けや制度だけではなく、精神的な概念や神様を頼りにする場合にも使うことが可能です。
「縋る」の言葉の使い方や使われ方
・『急に転落しそうになったが、命綱に縋ることで何とか助かりました』
・『猫の縋るような眼差しを見て、今日も一緒にお布団で昼寝してしまいました』
・『藁にも縋るようなシチュエーションだったが、逆転の一手が閃いて勝利を得た』
まとめ
「縋る」は頼りになるものを掴む時や、助けを求める時に使う言葉です。
「藁にも縋る」は実際に頼りないものでも信じるしかない状況を示す慣用句として有名です。