この記事では、「件」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「件」の正しい読み方は「くだん」と「けん」どちら
「件」には3つの読み方があります。
1つ目は「くだり」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「くだん」で、こちらも訓読みです。
3つ目は「けん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「件」の正しい読み方は「くだり」「くだん」「けん」の3つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「件」の意味
「件」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「くだり」と読む場合「文章中の一部分・ある段落」「前に述べた事柄の続き」という意味です。
「くだり」の語源は「下り(くだり)」という言葉で、「前に言ったことから流れて来る内容」を表します。
「くだん」と読む場合、「前に述べたこと」「例のこと」「いつものこと」「頭が人、体が牛の形をした妖怪、疫病や災害などを予言する」という意味です。
「くだん」は「くだり」が変化した言葉です。
「けん」と読む場合、「特に問題となる、ある特定の事柄」「事柄や事件などを数える接尾辞」という意味です。
「件」の言葉の使い方や使われ方
「件」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『冒頭の件(くだり)が説明不足でよく分からない』
・『件(くだん)の業者がまたセールスに来る』
・『例の件(けん)で大切なお話があります』
まとめ
今回は「件」の読み方について紹介しました。
「件」の正しい読み方は「くだり」「くだん」「けん」の3つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。