この記事では、「一見」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「一見」の正しい読み方は「いちげん」と「いっけん」どちら
「一見」には2つの読み方があります。
1つ目は「いちげん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「いっけん」で、こちらも音読みになります。
「一」の音読みは「いち・いつ」、「見」の音読みは「けん・げん」です。
「いっ」と読むのは促音化(そくおんか)になります。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
正しい読み方の結論
「一見」の正しい読み方は「いちげん」「いっけん」の2つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「一見」の意味
「一見」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「いちげん」と読む場合、「初めて会うこと」「旅館や料理屋などに初めて来店する客のこと」「遊里で、遊女に初めて会うこと」という意味です。
「いちげん」は「一回目の見参」を略した言葉で、元々「目上の人に初めてお目にかかること」という意味でした。
「いっけん」と読む場合、「ひと通り目を通すこと」「ちらっと見ること」「初めて会うこと」という意味です。
「一見」の言葉の使い方や使われ方
「一見」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『このお店は一見(いちげん)さんはお断りだ』
・『彼女は一見(いっけん)大人しそうに見えるが実は活発な性格だ』
・『百聞は一見に如かず』
まとめ
今回は「一見」の読み方について紹介しました。
「一見」の正しい読み方は「いちげん」「いっけん」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。