「自棄」の読み方と意味とは?「じき」と「やけ」の正しい読み方について詳しく解釈

「自棄」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「自棄」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「自棄」の正しい読み方は「じき」と「やけ」どちら

「自棄」には2つの読み方があります。

1つ目は「じき」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「自」の音読みは「じ・し」、訓読みは「みずか(ら)・おのずか(ら)・よ(り)」「棄」の音読みは「き」、訓読みは「す(てる)」です。

2つ目は「やけ」で、熟字訓という読み方です。

熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。

正しい読み方の結論

「自棄」の正しい読み方は「じき」「やけ」の2つになります。

ただし、読み方により意味が違ってきます。

「自棄」の意味

「自棄」の読み方による意味の違いは以下の通りです。

「じき」と読む場合、「自分自身に失望してどうなってもいいと思うこと」という意味です。

「やけ」と読む場合、「ものごとが自分の思い通りにいかず、投げやりな気持ちになり、思慮分別のない振る舞いをすること」という意味です。

「やけ」の語源は「焼け」で、「火事により今まで築いた財産が焼失してしまい、やる気が失せる状態」「思い通りにいかずに心が焼ける様に苛立つこと」という意味です。

ここから転て「非常識な言動をする」という意味で使われる様になり、「自分を棄てるという意味の「自棄」に当てはめて使われる様になりました。

「自棄」の言葉の使い方や使われ方

「自棄」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『失恋のショックで自暴自棄(じき)になる』
・『会社への不満で自棄(やけ)酒を飲む』
・『自棄(やけ)くそで描いた作品が入賞する』

まとめ

今回は「自棄」の読み方について紹介しました。

「自棄」の正しい読み方は「じき」「やけ」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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