この記事では、「凋落」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「凋落」の正しい読み方は「かつらく」と「ちょうらく」どちら
「凋落」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「凋」の漢字の音読みは「チョウ」で、訓読みは「しぼ(む)」です。
また、「落」の漢字の音読みは「ラク」で、訓読みの方は「おち(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ちょうらく」と読めることが分かります。
しかし、「凋」の漢字に「かつ」との読み方がないことから、「かつらく」と読むのは、間違いではないかと推察されます。
さて、「凋落」の正しい読み方は「かつらく」と「ちょうらく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「凋落」の正しい読み方は「ちょうらく」で、「かつらく」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
「かつらく」と読む熟語には「登山の時に、足を踏み外したりして、急斜面を滑り落ちること」を意味する「滑落」があります。
しかし、漢字も意味も全く違うため、「凋落」を間違えて「かつらく」となぜ読まれるのか、その理由は分かりません。
「凋落」の意味
「凋落」とは、「花や葉が、しぼんで落ちること」や、「 おちぶれること」を意味する言葉です。
「凋落」の言葉の使い方や使われ方
・『ここ30年近く、日本経済の凋落には歯止めが掛からない状況が続いています』
・『あの人気芸能人の不倫スキャンダル後の凋落ぶりは、本当にひどいものです』
まとめ
「凋落」の正しい読み方は「ちょうらく」で、「かつらく」と読むのは間違いです。
また、この「凋落」とは、「花や葉が、しぼんで落ちること」や、「 おちぶれること」を意味する言葉です。