「ご時世」という言葉はニュースなどでも使われる表現ですが、具体的にどのような意味がありどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「ご時世」の正しい読み方と意味について解説します。
「ご時世」の正しい読み方は「ごじせ」と「ごじよ」どちら
「ご時世」という言葉の読み方として当てはまりそうなのが「ごじせ」と「ごじよ」です。
「ごじせ」と「ごじよ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「ご時世」の正しい読み方は「ごじせ」と「ごじよ」のどちらでもありません。
「ご時世」の正しい読み方は「ごじせい」です。
「ご時世」の「時」は「時間」【じかん】「時節」【ジセツ】など「じ」と読みます。
「世」は「世相」【せそう】「来世」【らいせ】など「せ」という読み方や「世渡」【よわたり】「御世」【みよ】など「よ」という読み方のほか、「世紀」【せいき】「一世」【いっせい】など「せい」とも読みます。
漢字を組み合わせてできる読み方のうち「ご時世」の正しい読み方は「ごじせい」のみです。
「ご時世」の意味
「ご時世」とは、「時代と世の中」を意味する言葉です。
時代の影響を受けた世の中の風潮やあり方を指す言葉で、一般的には時代と切り離せない世の中の特徴や時代の影響を強く受けた世間の傾向を指します。
「ご時世」は時代の影響が色濃く反映された世の中を指しているので時間が経つにつれて変化します。
丁寧な言い方なので「ご」がついていますが「時世」でも意味は同じです。
「ご時世」の言葉の使い方や使われ方
・『こんなご時世なので外食は控えている』
・『どんなご時世でも出世する人は目立つものである』
・『当時のご時世を考えればやむを得ない面がある』
まとめ
「ご時世」の読み方は「ごじせ」と「ごじよ」とどちらでもなく「ごじせい」です。
色々な場面で使われる表現なので意味を理解しておきましょう。
