「懸想」の読み方と意味とは?「けそう」と「けんそう」の正しい読み方について詳しく解釈

「懸想」の読み方と意味とは? 読み方

「懸想」はどういう読み方で読むのが正しい言葉なのでしょうか。

今回は、「懸想」の正しい読み方と意味について解説します。

「懸想」の正しい読み方は「けそう」と「けんそう」どちら

「懸想」の読み方としては「けそう」「けんそう」の2つが考えられます。

「けそう」「けんそう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「懸想」の正しい読み方は「けそう」です。

「懸」には「懸念」【けねん】など「け」という読み方と、「懸命」【けんめい】「懸垂」【けんすい】など「けん」という読み方があります。

「想」「想像」【そうぞう】「思想」【しそう】など「そう」と読みます。

漢字の読み方を組み合わせた「けそう」「けんそう」の2つのうち「懸想」の正しい読み方は「けそう」です。

本来は「けんそう」という読み方でしたが発音の都合から「ん」が省略され現在では「けそう」が正しい読み方になっています。

「懸想」の意味

「懸想」とは、「異性に恋すること」を意味する言葉です。

異性に対して想いをかけることを表す言葉で、愛しさや恋しさなど慕う気持ちを表します。

元々は男性が女性を思う気持ちを表す言葉として使われていましたが、これは女性が恋心を公にするのがはばかられた時代の名残で時代が下るにつれ男女問わず恋する心を表す意味で使われるようになります。

相手の意向にかかわらず心に抱いた恋慕の想いを表すので片想いでも「懸想」です。

「懸想」の言葉の使い方や使われ方

・『名前も知らない相手に懸想する』
・『態度から察するに誰かに懸想しているらしい』
・『恩人に懸想するなどあってはならないことだ』

まとめ

「懸想」「けそう」が正しい読み方で「けんそう」という読み方は使われていません。

かなり古い言い回して現代ではほとんど使われていませんが正しい読み方を覚えておきましょう。

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