この記事では、「拘る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「拘る」の正しい読み方は「こだわる」と「かかわる」どちら
「拘る」には2つの読み方があります。
1つ目は「こだわる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「かかわる」で、慣用読みになります。
慣用読みとは、誤読などにより、本来とは異なる読み方が広く用いられ、定着した読み方のことです。
「拘」の訓読みは「とら(える)・とど(める)・かか(わる)・こだわ(る)」で、「かかわる」と読む場合、正しくは「拘わる」になりますが、一般的に「拘る」で「かかわる」と読まれています。
正しい読み方の結論
「拘る」の正しい読み方は「こだわる」「かかわる」の2つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「拘る」の意味
「拘る」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「こだわる」と読む場合、「つかえたり引っかかったりする」「ちょっとしたことを必要以上に気にする」「ものごとに妥協せず、徹底的に追及する」「ケチをつける」という意味です。
「こだわる」は元々「すらすらいかず、つかえたり引っかかったりする」という意味で、ここから転じて「必要以上に気持ちがとらわれる」という意味で使われています。
「かかわる」と読む場合、「関係を持つ」「重大なつながりを持つ」という意味です。
「拘る」の言葉の使い方や使われ方
「拘る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は婚活の際、相手の容姿にばかり拘る(こだわる)』
・『彼は書類のちょっとしたズレにも拘る(こだわる)』
・『プライベートな件には拘らない(かかわらない)』
まとめ
今回は「拘る」の読み方について紹介しました。
「拘る」の正しい読み方は「こだわる」「かかわる」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。