人の気持ちを表す言葉として使われる「羨望」はどのような感情で何という読み方が正しいのでしょうか。
今回は、「羨望」の正しい読み方と意味について解説します。
「羨望」の正しい読み方は「せんぼう」と「よくぼう」どちら
「羨望」という言葉は「せんぼう」と「よくぼう」のどちらかの読み方が当てはまりそうです。
「せんぼう」と「よくぼう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「羨望」の正しい読み方は「せんぼう」です。
「羨」には「羨慕」【せんぼ】「健羨」【けんせん】など「せん」と読みます。
「望」は「望遠」【ぼうえん】「希望」【きぼう】など「ぼう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「せんぼう」と「よくぼう」の2つのうち「羨望」の正しい読み方は「せんぼう」です。
「羨」に「よく」という読み方はありません。
「よくぼう」と読むのは「欲望」という言葉ですが「羨望」とは意味が異なります。
「羨望」の意味
「羨望」とは、「うらやましく思うこと」を意味する言葉です。
「羨望」の「羨」は「羨ましい」【うらやましい】と読み、自分より優れていたり恵まれたりするものに対してそうなりたいと思う気持ちを意味します。
「望」はのぞむことを表すので、優れたり恵まれたりするものを見て自分もそうなりたいと望む気持ちが「羨望」です。
「欲望」が具体的に求め欲しがる気持ちを表すのに対し「羨望」は漠然とした気持ちを表しています。
「羨望」の言葉の使い方や使われ方
・『憧れの先輩を羨望の眼差しで見つめる』
・『学生時代は羨望の的だった』
・『羨望の気持ちが努力する原動力になった』
まとめ
「羨望」は「せんぼう」と読むのが正しく「よくぼう」は別の言葉の読み方です。
会話ではあまり使いませんが文章では使うことがあるので覚えておきましょう。