この記事では、「怠惰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「怠惰」の正しい読み方は「たいだ」と「たんじょう」どちら
「怠惰」は「たいだ」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「怠」の音読みは「たい」、訓読みは「おこた(る)・なま(ける)・だる(い)」、「惰」の音読みは「だ・た」、訓読みは「おこた(る)」です。
「たんじょう」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「怠惰」の正しい読み方は「たいだ」です。
「たんじょう」とは読みません。
「怠惰」の意味
「怠惰」の意味は、「やる気がなくてだらしない様子」のことで、やるべきことをやらずにだらだらとなまけていることを表します。
「怠惰」の語源は、キリスト教用語の「七つの大罪」からの引用です。
キリスト教では、あらゆる罪悪の根源として、7つの悪しき感情や欲望などを提示しています。
「傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲」の七罪のことで、全て日本語訳した言葉です。
「怠惰」は「自分の仕事や修業をなまけること」ではなく、「自分の信仰に自信が持てなくなり、思い悩んで何も手がつかなくなること」を表しています。
ここから転じて、「だらしない様子」として使われる様になりました。
「怠惰」の言葉の使い方や使われ方
「怠惰」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『夏休みで怠惰な生活を送る』
・『勤務態度が怠惰で人事部長に呼び出される』
・『定年退職した途端に怠惰な毎日になる』
まとめ
今回は「怠惰」の読み方について紹介しました。
「怠惰」の正しい読み方は「たいだ」で、「たんじょう」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。