「擁護」という言葉にはどのような意味があり何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「擁護」の正しい読み方と意味について解説します。
「擁護」の正しい読み方は「ようご」と「いご」どちら
「擁護」という言葉の読み方として考えられるのが「ようご」と「いご」の2つです。
「ようご」と「いご」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「擁護」の正しい読み方は「ようご」です。
「擁」には「擁立」【ようりつ】「抱擁」【ほうよう】など「よう」と読みます。
「護」は「護衛」【ごえい】「守護」【しゅご】など「ご」と読みます。
漢字の読み方を合わせた「ようご」が「擁護」の正しい読み方です。
「擁」に「い」という読み方はないので「いご」は誤った読み方です。
「擁護」の意味
「擁護」とは、「危険や危害が及ばないようかばい立てして守ること」を意味する言葉です。
「擁護」の「擁」には両腕で抱え込むという意味があります。
対象を守る時は周囲の影響を遠ざけるように対象を抱え込むことから保護して守るという意味でも使われる表現です。
「護」は危険や危害から守ることを意味するので、抱え込むように保護して助け味方について守ることを「擁護」と表現します。
こっそり支援したり裏から助けたりするのではなく敵との間に立ちはだかるようにそうとわかる形で助ける行為が「擁護」です。
「擁護」の言葉の使い方や使われ方
・『一方的に非難されている人を擁護する』
・『自由な社会を実現するために憲法を擁護する』
・『わがままな彼の振る舞いを擁護するとこちらの立場まで悪くなってしまう』
まとめ
「擁護」の正しい読み方は「ようご」で「いご」は間違いです。
人だけでなく理念や思想などにも使う表現なので正しい読み方と意味を理解しておきましょう。