人との関係の中で大切なものといえば「義理」ですが、この言葉は何を意味しどう読むのが正解なのでしょうか。
今回は、「義理」の正しい読み方と意味について解説します。
「義理」の正しい読み方は「ぎり」と「より」どちら
「義理」という言葉の読み方として思い当たるのが「ぎり」と「より」です。
「ぎり」と「より」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「義理」の正しい読み方は「ぎり」です。
「義」には「義侠」【ぎきょう】「仁義」【じんぎ】など「ぎ」という読み方のほか、「義経」【よしつね】「義時」【よしとき】など主に人名として使う「よし」という読み方があります。
「理」は「理屈」【りくつ】「真理」【しんり】など「り」と読みます。
漢字の読み方を合わせるとできる「ぎり」が「義理」の正しい読み方です。
「義」に「よ」という読み方はなく「より」は誤った読み方です。
「義理」の意味
「義理」とは、「人として生きる上で守るべき正しい筋道」を意味する言葉です。
人が生きる上で正しいとされることを表す言葉で、一般的には人との関係で果たさなければいけない責任や返すべき恩義など人づきあいにおける正しい行為で使われます。
人との関係の中での正しい振る舞いが「義理」ですが、現在は好き嫌いに関係なくやらなければいけないことや課された役割などの意味でも使われる言葉です。
「義理」の言葉の使い方や使われ方
・『気は進まないが浮世の義理でやらなければいけない』
・『わざわざ直筆の手紙をくれるとは何とも義理がたいことだ』
・『大して親しくない同僚の結婚式に義理で出席する』
まとめ
「義理」の正しい読み方は「ぎり」で「より」と読むのは誤りです。
日常生活でも使う機会が多いのですが、広い意味で使われている言葉なので本来の意味と正しい読み方をあわせて覚えておきましょう。