鍛え抜かれた肉体の例えとしても使われる「鋼鉄」という言葉ですが、本来は何を意味しどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「鋼鉄」の正しい読み方と意味について解説します。
「鋼鉄」の正しい読み方は「こうてつ」と「ごうぴ」どちら
「鋼鉄」という言葉の読み方候補として「こうてつ」と「ごうぴ」の2つがあります。
「こうてつ」と「ごうぴ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「鋼鉄」の正しい読み方は「こうてつ」です。
「鋼」は「鋼板」【こうはん】「製鋼」【せいこう】など「こう」と読み、「鉄」は「鉄腕」【てつわん】「砂鉄」【さてつ】など「てつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「こうてつ」が「鋼鉄」の正しい読み方です。
「鋼」を「ごう」とは読まず「鉄」に「ぴ」という読み方はありません。
「鋼鉄」を「ごうぴ」と読むのは誤りで、「ごうぴ」と読む言葉は辞書を調べてもひとつもありません。
「鋼鉄」の意味
「鋼鉄」とは、「炭素を含む鉄の合金」を指す言葉です。
2パーセント未満の炭素を含んだ鉄合金のことで通常の鉄に比べて強度が高く粘りも強いのが特徴です。
資材として使用されている鉄のほとんどは「鋼鉄」に加工されています。
世界の金属材料生産量のうち9割以上を「鋼鉄」が占めており、さまざまな用途で使用されている人間社会に欠かせない金属です。
「鋼鉄」の言葉の使い方や使われ方
・『製鉄所で鋼鉄が生産されている』
・『鋼鉄製なのでとても丈夫だ』
・『鋼鉄のように鍛え上げられた肉体』
まとめ
「鋼鉄」の読み方は「こうてつ」で「ごうぴ」と読む言葉は存在しません。
非常に身近な金属材料であり接する機会も多いので正しい読み方を覚えておきましょう。