人の扱い方を表す言葉として「厚遇」があります。
この言葉は具体的にどのような行為を指しどのように読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「厚遇」の正しい読み方と意味について解説します。
「厚遇」の正しい読み方は「こうぐう」と「あつぐう」どちら
「厚遇」という言葉の読み方とは「こうぐう」と「あつぐう」のどちらかだと考えられます。
「こうぐう」と「あつぐう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「厚遇」の正しい読み方は「こうぐう」です。
「厚」には「厚生」【こうせい】「濃厚」【のうこう】など「こう」という読み方と、「厚着」【あつぎ】「肉厚」【にくあつ】など「あつ」という読み方があります。
「遇」は「境遇」【きょうぐう】「不遇」【ふぐう】など「ぐう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「こうぐう」と「あつぐう」の2つの読み方のうち「厚遇」の正しい読み方は「こうぐう」です。
「厚遇」の意味
「厚遇」とは、「手厚い待遇でもてなすこと」を意味する言葉です。
客人やゲストなどこちらに来た人に対する対応を表す言葉で、不平不満がないようにあれこれとき気を回し十分なもてなしを提供するさまを表します。
一般的には高い地位や高額の給料など目に見える形で良い待遇を用意することの意味で使われますが、好みの料理を用意したりに高いランクの部屋を提供したりなど扱いが上等であるという意味でも使われる言葉です。
「厚遇」の言葉の使い方や使われ方
・『出向先では大変な厚遇で迎えられた』
・『下にも置かない厚遇ぶりにかえって恐縮してしまう』
・『天下り官僚に対する厚遇が批判されている』
まとめ
「厚遇」の読み方は「こうぐう」のひとつしかありません。
「あつぐう」などの他の読み方は全て間違いなので正しい読み方と意味を知っておきましょう。