法律で保護される権利の一つとして「意匠」があります。
この言葉が表しているものは何でどのように読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「意匠」の正しい読み方と意味について解説します。
「意匠」の正しい読み方は「いしょう」と「いたくみ」どちら
「意匠」という言葉の読み方としては「いしょう」と「いたくみ」の2つが考えられます。
「いしょう」と「いたくみ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「意匠」の正しい読み方は「いしょう」です。
「意」は「意見」【いけん】「本意」【ほんい】など「い」と読みます。
「匠」は「師匠」【ししょう】「工匠」【こうしょう】など「しょう」と読むほか、一字で「匠」【たくみ】と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「いしょう」と「いたくみ」になりますが「意匠」の正しい読み方は「いしょう」です。
辞書に掲載されている「意匠」の正しい読み方は「いしょう」のひとつしかなく「いたくみ」は誤った読み方です。
「意匠」の意味
「意匠」とは、「デザイン」のことです。
物品の形状や模様、建築の形状や色彩など物の形状や絵の姿などのうち人によって創意工夫が凝らされたものを指します。
簡単に言えば人のアイデアによって生み出されたデザインのことで、他のものとはっきり区別できる個性や特徴を備えたものが「意匠」です。
「意匠」には財産的な価値が認められており意匠法によって産業財産権の一種であると規定されています。
「意匠」の言葉の使い方や使われ方
・『意匠がかぶらないように注意する』
・『オリジナリティ溢れる意匠の家具』
・『新製品のデザインを真似されないよう意匠登録する』
まとめ
「意匠」の正しい読み方は「いしょう」で「いたくみ」は間違いです。
日常会話ではあまり使いませんがビジネス用語や法律用語としてよく使われているので読み方と意味を知っておきましょう。