「慰労」は大きな仕事が終わった後などによく使われる言葉ですが、具体的に何を意味し何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「慰労」の正しい読み方と意味について解説します。
「慰労」の正しい読み方は「いろう」と「けんろう」どちら
「慰労」という言葉の読み方として考えられるのが「いろう」と「けんろう」のどちらかです。
「いろう」と「けんろう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「慰労」の正しい読み方は「いろう」です。
「慰」には「慰問」【いもん】「慰安」【いあん】など「い」という読み方以外に、「慰める」【なぐさめる】「慰み」【なぐさみ】など「なぐさ」という読み方があります。
「労」は「労働」【ろうどう】「疲労」【ひろう】など「ろう」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「いろう」が「慰労」の正しい読み方です。
「慰」に「けん」という読み方はないので「けんろう」は誤りです。
「慰労」の意味
「慰労」とは、「労をねぎらうこと」を意味する言葉です。
「慰労」の「慰」にはなぐさめやいたわりなど人に寄り添って優しさを示し回復に力を貸すという意味があります。
「労」は苦労や骨折りなど物事を達成するための尽力や活躍を指します。
力を尽くしてくれたことに感謝の気持ちを示し疲れや損失が少しでも早く回復するようねぎらう行為が「慰労」です。
一般的には仕事が終わった後に働きに対する礼として食事会などの形でねぎらう行為を指す言葉として使われています。
「慰労」の言葉の使い方や使われ方
・『頑張った社員を慰労する』
・『慰労のために食事会を開催する』
・『イベント終了後にスタッフを集めて慰労会が開かれた』
まとめ
「慰労」は「いろう」と読み「けんろう」とは読みません。
ビジネスの世界では大きな仕事やプロジェクトの後に必ず使う言葉なので意味と読み方を覚えておきましょう。
