この記事では、「戯言」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「戯言」の正しい読み方は「ざれごと」と「たわごと」どちら
「戯言」には6つの読み方があります。
1つ目は「ぎげん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「けげん」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
3つ目は「けごん」で、熟字訓です。
4つ目は「たわれごと」で、こちらも熟字訓です。
5つ目は「たわごと」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「言」の訓読みは「い(う)・こと・ことば」で、「ごと」と読むのは連濁(れんだく)になります。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
6つ目は「ざれごと」で、訓読みになります。
本来は「戯れ言」と書きますが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
正しい読み方の結論
「戯言」の正しい読み方は「ぎげん」「けげん」「けごん」「たわれごと」「ざれごと」「たわごと」の6つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「戯言」の意味
「戯言」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ぎげん・けげん・たわれごと・たわごと」と読む場合、
「中身のない話」「いい加減な発言」という意味で、良くない意味で使われ鵜ことが多くなります。
「ざれごと」と読む場合、「ふざけた内容の話」「どうしようもない話」など、相手と馴れ合う為の冗談に使われることが多くなります。
「戯言」の言葉の使い方や使われ方
「戯言」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『酔っ払いの戯言(たわごと)だと聞き流す』
・『友人が幽霊を見たと戯言(たわごと)を抜かす』
・『彼は女性を口説く為の戯言(ざれごと)が上手い』
まとめ
今回は「戯言」の読み方について紹介しました。
「戯言」の正しい読み方は「ぎげん」「けげん」「けごん」「たわれごと」「ざれごと」「たわごと」6つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。