「衆い」とは何を表す言葉でどう読めばいいのでしょうか。
今回は、「衆い」の正しい読み方と意味について解説します。
「衆い」の正しい読み方は「しゅうい」と「おおい」どちら
「衆い」という言葉の読み方として「しゅうい」と「おおい」の2つが候補になります。
「しゅうい」と「おおい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「衆い」の正しい読み方は「おおい」です。
「衆」には「大衆」【たいしゅう】「群衆」【ぐんしゅう】など「しゅう」という音読みがありますが、送りがながつくときは音読みを使わないので「衆い」を「しゅうい」とは読みません。
「衆い」と送りがながつく場合は訓読みの「おおい」が正しい読み方です。
「衆い」の意味
「衆い」とは、「人がたくさんいること」を意味する言葉です。
数や量がたくさんあることを「おおい」といいます。
一般的には「多い」と書きますが、たくさんあるのがものではなく人である場合に限り「衆い」と書くことができます。
「衆い」の「衆」は「多数の人々」の意味を持つ漢字です。
聴くために集まった人を「聴衆」、観るために集まった人を「観衆」というように「衆」には集まったたくさんの人々という意味があります。
「衆い」はたくさんの人が集まった状態、つまり人がおおいことを表す言葉なので「衆い」と書いて「おおい」と読みます。
「衆い」の言葉の使い方や使われ方
・『正月だけあって神社には随分と人が衆い』
・『演説を聞きに来る人がこんなに衆いとは思わなかった』
・『デモ隊の参加人数は事前に予想したよりも随分と衆い』
まとめ
「衆い」の読み方は「しゅうい」ではなく「おおい」が正解です。
人がおおいときに限って使う限定的な表現なので正しい意味と読み方を理解して使いましょう。