この記事では、「設える」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」と「あつらえる」どちら
「設」という漢字は訓読みでは「設(もう)ける」や「設(しつら)える」と読み、音読みでは「せつ」や「せつ」と読みます。
したがって、「設える」は「しつらえる」と読むのが正解です。
ちなみに、「あつらえる」を漢字で表記すると「誂(あつら)える」になります。
正しい読み方の結論
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」になります。
「設える」の意味
「設える」には以下の意味が含まれています。
・「こしらえ、設ける」や「備え付ける」
・「部屋などを整えて、飾り付けること」
「設える」の類義語としては、「図らう」や「計らう」、「下拵え」や「手まわす」、「据え置く」や「デコレーションする」などがあります。
「設」という漢字の成り立ちは「取ってのある刃物」と「口」の象形である「ごんべん」に「手に木の杖を持つ様子」(ここでは木の杖を手にして殴るの意味)を表した象形を組み合わせてできた「会意文字」であり、「(言葉や腕力を)並べる」や「もうける」という意味を指すようになりました。
「設える」の言葉の使い方や使われ方
・『先日、母親に頼まれて、家の庭に物置用の棚を設えた』
・『部屋に設えられた派手なクローゼットは彼女の趣味らしい』
・『アンティーク調に設えられた空間は雰囲気を醸し出すのに十分だった』
まとめ
・「設える」の正しい読み方は「しつらえる」になります。
・「設える」は「こしらえ、設ける」、「備え付ける」、「部屋などを整えて、飾り付けること」を意味する言葉です。