「いい加減」という言葉は日常的にもよく使われる表現です。
この言葉には複数の意味がありますが具体的にどんな意味で何と読むのでしょうか。
今回は、「いい加減」の正しい読み方と意味について解説します。
「いい加減」の正しい読み方は「いいかげん」と「いいかめつ」どちら
「いい加減」という言葉の読み方として思いつくのが「いいかげん」と「いいかめつ」です。
「いいかげん」と「いいかめつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「いい加減」の正しい読み方は「いいかげん」です。
「加」は「加算」【かさん】「増加」【ぞうか】など「か」と読み、「減」は「減額」【げんがく】「削減」【さくげん】など「げん」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「いいかげん」が「いい加減」の正しい読み方です。
「いいかめつ」は「減」と「滅」【めつ】を取り違えたことが原因の誤読だと考えられます。
「いい加減」の意味
「いい加減」とは、「ちょうどいい具合」と「真剣ではなく責任感がない」の2つの意味で使われる言葉です。
物事の頃合いや程度のことを「加減」といいます。
加減が丁度良くいい具合であることを表す言葉が「いい加減」です。
ちょうど良い頃合いというのは最高でも最低でもなくどっちつかずの状態でもあります。
どっちつかずの様子から転じて、「中途半端で徹底していない」という熱意や責任感が感じられないさまを示すネガティブな意味でも使われています。
「いい加減」の言葉の使い方や使われ方
・『風呂の温度はいい加減だ』
・『いい加減な態度では信用を失うのも当然だ』
・『いい加減に描いた絵だが高値で売れた』
まとめ
「いい加減」の読み方は「いいかげん」で「いいかめつ」ではありません。
全く異なる複数の意味を持つ言葉なので前後の文脈に合わせて正しく解釈してください。
