この記事では、「一寸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「一寸」の正しい読み方は「ちょっと」と「いっすん」どちら
「一寸」の読み方には2通りあり、「ちょっと」と「いっすん」が使われています。
「ちょっと」は「熟字訓(じゅくじくん)」という読み方で、漢字1字に一つの読み方をあてるのではなく、2字以上の漢字(熟字)にひとつの訓読みをあてる読み方のことです。
漢字の持つ意味をあてはめたもので、常用漢字で使われている音読みには当てはまらないことも多くあります。
正しい読み方の結論
「ちょっと」も「いっすん」も正しい読み方で、使われる意味により読み方が変わってきます。
「一寸」の意味
「ちょっと」と読む場合の意味は以下の通りです。
1つ目は「数量・度合がそれほど著しくないこと」という意味で、数値的に小さい状態のことです。
2つ目は「非常にと言うほどではないが、ある程度」という意味で、感覚的に少ないと思う程度のことです。
「一寸」と読む場合の意味は以下の通りです。
1つ目は「尺貫法の長さの単位」という意味で、1尺の十分の一で、約3センチほどの長さです。
2つ目は「わずかな時間や距離、小さなものごとのたとえ」という意味で、「ちょっと」と同じ意味で使われます。
「一寸」の言葉の使い方や使われ方
「一寸」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『もう一寸(ちょっと)味を薄くした方が良い』
・『それは一寸(ちょっと)ひど過ぎる』
・『一寸(いっすん)先は闇というが、正に会社が今その様な状態だ』
まとめ
今回は「一寸」の読み方について紹介しました。
「一寸」は「ちょっと」も「いっすん」も正しい読み方で、使われる意味により読み方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。