「一層」という言葉は挨拶やスピーチなどでよく使われる表現ですが、具体的にはどのような意味を表していて何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「一層」の正しい読み方と意味について解説します。
「一層」の正しい読み方は「いっそう」と「ひとそう」どちら
「一層」という言葉の読み方として「いっそう」と「ひとそう」が浮かびます。
「いっそう」と「ひとそう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「一層」の正しい読み方は「いっそう」です。
「一」には「一帯」【いったい】「一計」【いっけい】など「いっ」という読み方と、「一足」【ひとあし】「一月」【ひとつき】など「ひと」という読み方があります。
「層」は「層雲」【そううん】「高層」【こうそう】など「そう」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「いっそう」と「ひとそう」のうち「一層」の正しい読み方は「いっそう」で「ひとそう」と読むのは間違いです。
「一層」の意味
「一層」とは、「程度が一段階あがるさま」を意味する言葉です。
「一層」の「層」は物が重なっている様子を表す言葉です。
「一層」とは今の状態よりも一つ上の層を表しており一般的には今よりもさらに進んだ先の状態を指し、ひとつ上のレベルという意味で使われます。
現状にとどまらずさらに先を示すに使われる表現です。
「一層」の言葉の使い方や使われ方
・『より一層の努力を期待する』
・『物価高騰により家計は一層厳しくなった』
・『ソースをかけると一層美味しくなる』
まとめ
「一層」は「いっそう」が正しい読み方で「ひとそう」は間違った読み方です。
似たような意味を持つ言葉は多いので正しい意味と読み方を理解して使いましょう。
