この記事では、「不世出」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「不世出」の正しい読み方は「ふせっしゅう」と「ふせいしゅつ」どちら
「世」という漢字は訓読みでは「よ」と読み、音読みでは「せい」や「せ」と読みます。
そして、「出」という漢字は訓読みでは「出(で)る」や「出(だ)す」と読み、音読みでは「しゅつ」や「すい」と読みます。
「不世出」の場合、「世」と「出」それぞれに音読みを当てるのですが、「出」に「しゅう」と読む用法はないため、「ふせいしゅつ」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「不世出」の正しい読み方は「ふせいしゅつ」になります。
「不世出」の意味
「不世出」とは、「めったに世に現れないほど優れていること」を意味する言葉です。
「不」という漢字には「不合理」=「理に適っていない」や「不和」=「和やかではない」など「○○ない」や「○○でない」、「○○しない」といった「打ち消し」の意味が込められています。
したがって、「不世出」とは文字通り「(めったに)世に出ることがない」という意味を現した言葉と言えるでしょう。
「不世出」の類義語としては、「超越」や「超絶」、「卓越(たくえつ)」や「卓抜(たくばつ)」、「卓絶(たくぜつ)」や「卓出(たくしゅつ)」などがあります。
「不世出」の言葉の使い方や使われ方
・『この人物は不世出の天才と称されている』
・『幼い頃より修練を積んできた彼は次第に不世出の才覚を現し始めた』
・『前人未到の偉業を成し遂げた彼女はまさに不世出の傑物と言える』
まとめ
・「不世出」の正しい読み方は「ふせいしゅつ」になります。
・「不世出」とは、「めったに世に現れないほど優れていること」を意味する言葉です。