「不義」とはどのような意味を持つ言葉で何と読むのが正解なのでしょうか。
この記事では、「不義」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「不義」の正しい読み方は「ふぎ」
「不義」の正しい読み方は「ふぎ」です。
「不」には「不作」【ふさく】「不成立」【ふせいりつ】など「ふ」という読み方があります。
「義」は「義憤」【ぎふん】「大義」【たいぎ】など「ぎ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ふぎ」が「不義」の正しい読み方です。
「不義」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「不義」のよくある間違った読み方として挙がるのが「ぶぎ」「ふよし」です。
「不」には「不粋」【ぶすい】「不用心」【ぶようじん】など「ぶ」という読み方があり「義」は「義経」【よしつね】「義朝」【よしとも】など主に人名で「よし」とも読みます。
漢字の読み方としては正しくても「不義」の読み方としては間違いです。
「不義」について説明
「不義」とは、「人として正しい行いから外れていること」を意味する言葉です。
人として守るべき正しい考えを「義」といいます。
「不義」とは義に沿わない間違った考えや振る舞いを指します。
一般的には男女の信頼関係を裏切るひどい行いの意味で使うことが多く、既婚者が配偶者ではない別の相手と関係を結ぶ「不倫」や「浮気」と同じ意味で使われる表現です。
「不義」の言葉の由来
「不」は後に続く言葉を否定する意味を持ちます。
「義ではない」が「不義」の由来です。
まとめ
「不義」は現代ではあまり使われない古めかしい言い方です。
時代劇や時代小説で使われている言葉なので知識として覚えておきましょう。