この記事では、「乙巳の変」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「乙巳の変」の正しい読み方は「いっしのへん」
「乙巳の変」は「いっしのへん」と読むのが正しい言葉です。
「乙巳」を「いっし」と読み、「変」を「へん」と読みます。
「乙巳」は「干支における第42番目の組み合わせ」を意味し、「変」は「異常な出来事や動乱、政治的な事件などが発生すること」を意味します。
「乙巳の変」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「乙巳の変」の間違いやすい読み方は「おつみのへん」です。
「乙」が「おつ」とも読むことや、「巳」が「み」とも読むことから上記のように読んでしまうかもしれませんが、この場合は誤用となります。
また、「乙巳」は訓読みで「きのとみ」と読みますが、「乙巳の変」の場合は音読みの「いっし」で読まれるのが一般的とされています。
「乙巳の変」について説明
「乙巳の変」は飛鳥時代に起きた政変を意味します。
大化元年(645年)、のちに天智天皇となる中大兄皇子やのちの藤原鎌足である中臣鎌足たちが、当時権勢を極めていた蘇我大臣家を滅ぼして新しい政権を樹立する出来事のことを「乙巳の変」と呼びます。
同事件が起きた645年が干支における「乙巳」の年に該当したことが、その名の由来となりました。
なお、「乙巳の変」は一大政治改革と呼ばれる「大化の改新」の始まりとなった出来事としても知られています。
まとめ
「乙巳の変」の正しい読み方は「いっしのへん」です。
「おつみのへん」などとは読まないので注意が必要です。
「乙巳の変」が日本の歴史において重要な事件であったことも併せて覚えておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学ぶ参考に役立ててください。