この記事では、「九十九」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「九十九」の正しい読み方は「つくも」と「きゅうじゅうく」どちら
「九十九」には4つの読み方があります。
1つ目は「きゅうじゅうきゅう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「くじゅうく」で、こちらも音読みになります。
「九」の音読みは「きゅう・く」になります。
4つ目は「きゅうじゅうく」で、「きゅうじゅうきゅう」の音変化です。
4つ目は「つくも」で、熟字訓になります。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、言葉本来の意味をあてて通常とは違う読み方にする文法です。
正しい読み方の結論
「九十九」は「きゅうじゅうきゅう」「くじゅうく」「きゅうじゅうく」「つくも」と読み、読み方により意味が違ってきます。
「九十九」の意味
「九十九」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「きゅうじゅうきゅう」「きゅうじゅうく」と読む場合、「百の手前の数を表す言葉」を意味します。
「くじゅうく」と読む場合、「百の手前の数を表す言葉」「地名など固有名詞として使われる言葉」という意味です。
「つくも」と読む場合、「九十九髪?(つくもがみ)」の略で、「老女の白髪」という意味です。
「つくも」の語源は「つぎもも」という言葉で、「百の一つ手前で、次が百(もも)であること」という意味です。
また、「つくも」は水草の名前で、白髪がつくもに似ていることから「つくも髪」と呼ばれる様になりました。
「九十九」の言葉の使い方や使われ方
「九十九」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『鬼ごっこで鬼が九十九(きゅうじゅうきゅう)まで数える』
・『千葉の九十九里浜(くじゅうくりはま)までドライブする』
・『この地方では九十九髪(つくもがみ)の妖怪伝説がある』
まとめ
今回は「九十九」の読み方について紹介しました。
「九十九」は「つくも」も「きゅうじゅうく」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。