この記事では、「予め」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「予め」の正しい読み方は「あらかじめ」と「あらため」どちら
「予め」は「あらかじめ」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「予」の音読みは「よ」、訓読みは「あらかじ(め)・かね(て)・われ・あた(える)・ゆる(す)」で、「あらため」という読み方はありません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「予め」の正しい読み方は「あらかじめ」です。
「あらため」とは読みません。
「予め」の意味
「予め」の意味は、「ものごとが始まる前に、ある事をしておくこと」です。
ものごとがスムーズに進む様に、前もって下ごしらえや準備などをしておくことを表します。
「あらかじめ」の語源は「あるあかしみえ(或る明かし見え)」という言葉で、「先方に何らかの明りが見えること」という意味です。
ここから「前もってしておくこと」という意味で使われる様になりました。
「予」という漢字は元々「豫」でしたが、略字として使われる様になりました。
「豫」は「伸びやかに・ゆっくりと行動する」という意味で、転じて「ゆとりをもって備える」という意味になり、「あらかじめ」という読み方があてはめられました。
「予め」の言葉の使い方や使われ方
「予め」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『予めご了承くださいますようお願いいたします』
・『予め資料に目を通してから会議に出席する』
・『予め小銭を用意しておく』
まとめ
今回は「予め」の読み方について紹介しました。
「予め」の正しい読み方は「あらかじめ」で、「あらため」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。