「些末」は何という読み方で読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「些末」の正しい読み方と意味について解説します。
「些末」の正しい読み方は「さまつ」と「しまつ」どちら
「些末」という言葉の読み方になりそうなのが「さまつ」と「しまつ」の2つです。
「さまつ」と「しまつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「些末」の正しい読み方は「さまつ」です。
「些」は「些細」【ささい】「些事」【さじ】など「さ」と読み、「末」は「末尾」【まつび】「始末」【しまつ】など「ま」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「さまつ」が「些末」の正しい読み方です。
「些」に「し」という読み方はなく「些末」を「しまつ」と読むのは誤りです。
「些末」の意味
「些末」とは、「取るに足りない小さなこと」を意味する言葉です。
全く重要ではなくわざわざ注目する必要もないほど軽く小さいことを表します。
一般的には取り上げる必要がないどうでもいいこと、という意味合いで使われることが多く重要の反対の意味で用いられる表現です。
似たような意味を持つ言葉としては「些細」【ささい】「ちっぽけ」などがありますが、規模の大きさよりも内容のどうでもよさを強調する場合に「些末」という言葉が使われます。
絶対的な基準はなくあくまでも主観的な価値判断なので、ある人にとって「些末」なことが他の人にとっては重大事の場合もあります。
「些末」の言葉の使い方や使われ方
・『些末なことに付き合っていられない』
・『些末なことは後回しにする』
・『そんな瑣末なことまで覚えていられない』
まとめ
「些末」は「さまつ」が正しく「しまつ」は誤りです。
日常会話ではあまり使いませんがビジネス表現では使う機会があるので意味と読み方を覚えておきましょう。
