この記事では、「亡母」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「亡母」の正しい読み方は「ぼうぼ」
「亡母」という言葉の正しい読み方は「ぼうぼ」です。
「亡母」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「亡母」という言葉の間違った読み方には、全て訓読みで読んでしまう「なきはは」が挙げられます。
また、「故人」など意味の似ている言葉に引きずられて「こぼ」といった読み間違えを犯す場合もあります。
「亡母」について説明
「亡母」とは、亡くなった母親を意味する単語です。
日常生活では用いることの少ない単語ですが、葬儀の挨拶状などで、喪主が故人を指して「亡母」と記述することがあります。
この言葉は文学的な表現としても多く使われています。
その際には亡母と書いて「はは」や「なきはは」とルビを振られている例も存在します。
例えば小林一茶には「亡母(なきはは)や海見る度に見る度に」という俳句があります。
また吉川英治の小説には「はは」の用例があります。
しかし、これらは、辞書的には正確なよみがなではありません。
同じ意味を表す言葉に「妣(ひ)」があります。
また、同様の構造で、亡くなった父親を意味する言葉には「亡父(ぼうふ)」があります。
まとめ
「亡母」という言葉の正しい読み方は「ぼうぼ」です。
間違いやすい読み方として、全て訓読みで読んでしまう「なきはは」や、「故人」など意味の似ている漢字との混同による「こぼ」が挙げられます。
「亡母」とは亡くなった母親を意味する言葉で、葬儀の挨拶状などに見られる用法です。
小説や俳句など文学作品には「はは」「なきはは」など異なるよみがなで使用されることがありますが、辞書の上では正しい読み方は「ぼうぼ」のみとなっています。