この記事では、「企てる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「企てる」の正しい読み方は「したてる」と「くわだてる」どちら
「企」という漢字は訓読みでは「企(くわだ)てる」や「企(たくら)む」と読み、音読みでは「き」と読みます。
したがって、「企」を「したてる」と読む用法はないため、「企てる」は「くわだてる」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「企てる」の正しい読み方は「くわだてる」になります。
「企てる」の意味
「企てる」は「計画を立てる」や「計画を試みる」、「計画を実行しようとする」という意味を指す言葉です。
「企てる」の類義語としては、「謀(はか)る」や「策(さく)する」、「目論(もくろ)む」、「画策(かくさく)する」などがあります。
「企てる」の由来を辿ると、古くは「つま先で立つこと」を意味する「クハタツ」という言葉でした。
転じて、「つま先立ちして遠くを見る」=「先を見通す」→「企てる」という意味を持つようになったと言われています。
また、田畑を開墾するためには鍬を打ち始めることから、「鍬(くわ)+立つ」→「くわだつ」となったとする説もあるようです。
ちなみに、「企」という漢字には「企てる」や「事を始める」、「憧れる」や「待ち望む」という意味が含まれています。
「企てる」の言葉の使い方や使われ方
・『軍部を掌握してクーデターを企てるも、失敗に終わった』
・『彼は策略を使って、宰相失脚を企てようとしていた』
・『この人物は政治の私物化を企てたことで知られている』
まとめ
・「企てる」の正しい読み方は「くわだてる」になります。
・「企てる」は「計画を立てる」や「計画を試みる」、「計画を実行しようとする」という意味を指す言葉です。