この記事では、「似」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「似」の正しい読み方は「じ」や「に(る)」
「似」は音読みで「じ」と「し」、訓読みで「に(る)」や「ごと(し)」と読む漢字です。
上記以外では、「真似(まね)」や「似非(えせ)」などと読まれるケースもあります。
「似」は「似ている」「似る」「まねる」「〜のようだ」などの意を示します。
「似」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「似」の間違いやすい読み方は「い」や「も(って)」といえるでしょう。
「似」と形が似ている「以」が上記のように読むことから、取り違えて読んでしまう可能性があるかもしれませんが、「似」は「い」や「も(って)」などとは読まないので気をつけましょう。
「似」を使った熟語
次に、「似」が使用された熟語の一部を紹介します。
「空似」
「空似」は「そらに」と読む熟語で、「血縁関係などがないのに、他人と容貌がよく似ていること」を意味します。
「他人の空似」のように用いるのが一般的です。
「似顔絵」
「にがおえ」と読む「似顔絵」は「顔の特徴を上手くとらえて描いた絵」を意味し、「似顔絵を描く」のように使用されます。
また、「浮世絵分野において、役者などの容姿を本人に似せて描いた絵」という意味も持っています。
「佞言似忠」
「佞言似忠」は「ねいげいじちゅう」と読む四字熟語で、「相手に媚びへつらうような言葉は誠実な言葉とよく似ているため、注意して聞く必要がある」という意味があります。
「佞言は忠に似たり」と訓読される場合もあります。
まとめ
漢字の「似」は「じ」「し」、「に(る)」「ごと(し)」と読みます。
形が類似する「以」と混同して読まないよう注意が必要です。
「似」が使われた熟語にも目を通しておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を理解する参考にしてください。