この記事では、「体系」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「体系」の正しい読み方は「たいけい」と「からだけい」どちら
「体系」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「体」の漢字の音読みは「タイ・テイ」で、訓読みは「からだ」です。
また、次の「系」の漢字の音読みは「ケイ」で、訓読みは「つな(ぐ)・すじ」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「たいけい」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「からだけい」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正しかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「体系」の正しい読み方は「たいけい」と「からだけい」の、いずれでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「体系」の正しい読み方は「たいけい」で、「からだけい」と読むのは間違いです。
この熟語では少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
ちなみに、「体」を使った熟語で、訓読みの「からだ」と読ませるものは、辞書を調べても見当たりませんでした。
「体系」の意味
「体系」とは「個々別々の認識を、一定の原理により論理的に組み立てられた知識の全体」のことを意味する言葉です。
「体系」の言葉の使い方や使われ方
・『研究は思いつきで行うものではなく、体系的に行うべきものです』
・『歴史に残るような学者は、その分野の学問の体系を構築した人が多い』
まとめ
「体系」の正しい読み方は「たいけい」で、「からだけい」と読むのは間違いです。
また、この「体系」とは「個々別々の認識を、一定の原理により論理的に組み立てられた知識の全体」のことを意味する言葉です。