この記事では、「依存症」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「依存症」の正しい読み方
「依存症」の正しい読み方は「いそんしょう・いぞんしょう」です。
「い・そん・ぞん・しょう」は全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
どちらも正しい読み方として認められていますが、「〇〇依存」の場合は「いそん」、「〇〇依存症」の場合は「いぞん」と使い分けられることが多くなります。
「依存症」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「依存症」は「よりぞんしょう」「えぞんしょう」などと間違って読まれることがあります。
「依存症」について説明
「依存症」とは、「ある人やものごとに頼り切り、それがないと身体的・精神的に平常を保てなくなる、病的な状態」という意味です。
アルコールや薬物など物に対するものと、インターネットやギャンブルなど行為に対するもの、人に対するものなどがあります。
「依存症」は医療用語だけではなく、日常でも比喩的に「その人にとってなくてはならないもの」という意味も使われています。
似た意味の言葉に「中毒(ちゅうどく)」があり、こちらは「体内にある毒が残っていて、その作用で体に異常をきたしている状態」という意味です。
「依存症」は「体内に毒がなくても、ある欲求をおさえられないこと」ですので、全く違う言葉です。
「依存症」の言葉の由来
「依存症」は漢字の意味から成り立つ語です。
「依」は「よ(る)」とも読み「頼りにする」「寄りかかる」という意味、「存」は「現にある」「生きている」という意味、「症」は「病気の性質や状態」という意味、「依存症」で「あるものをよりどころとして生きている状態になる病気」になります。
まとめ
今回は「依存症」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。