日常生活ではあまり目にする機会がない「借款」の読み方をご存じでしょうか。
この記事では、「借款」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「借款」の正しい読み方は「しゃっかん」
「借款」は「しゃっかん」と読むのが正しい熟語です。
「借」は通常「しゃく」または「しゃ」と読みますがこの場合は促音を使用して「しゃっ」と発音し、「款」は「かん」と読みます。
なお、「借」と「款」の音読みを使った読み方になります。
「借款」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「借款」の間違いやすい読み方は「しゃくかん」といえるでしょう。
先述したように「借」は単体では「しゃく」と読むため、「借款」の正しい読み方を知らない場合は上記のように読んでしまう可能性があります。
また、「款」は「まこと」と読むケースもありますが、「借款」は「しゃくまこと」などとは読まないので気をつけましょう。
「借款」について説明
「借款」は「物などを借りる」「かりに」といった意を示す「借」と、「法令などの箇条書き」「記した文字」「真心」などを表す「款」が組み合わさった熟語で、「金銭の借り入れ」や「借り入れ条件について取り決められた事柄」を意味します。
また、「政府あるいは公的な機関がおこなう国際間においての長期資金の貸借」という意味でも使用され、日本政府において最も重要な「借款」のことを「円借款」と呼びます。
「借款」の使用例としては、「〜からの借款」や「借款を締結する」「借款を取り決める」などが挙げられます。
まとめ
「借款」の正しい読み方は「しゃっかん」になります。
「しゃくかん」や「しゃくまこと」などと読まないことがポイントです。
「借款」が「金銭の借り入れ」や「政府もしくは公的な機関が実施する国際的な長期資金の貸借」を意味することもチェックしておきましょう。
ぜひ熟語の読み方をマスターする参考にしてください。