「傷心」は文字通り心に関係する言葉ですが、具体的にどのような心の状態を表す言葉で何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「傷心」の正しい読み方と意味について解説します。
「傷心」の正しい読み方は「しょうしん」と「きずごころ」どちら
「傷心」の読み方を漢字の読みから考えると「しょうしん」と「きずごころ」の2つが候補になります。
「しょうしん」と「きずごころ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「傷心」の正しい読み方は「しょうしん」です。
「傷」には「傷病」【しょうびょう】「重傷」【じゅうしょう】など「しょう」という読み方と、「傷薬」【きずぐすり】「刀傷」【かたなきず】など「きず」という読み方があります。
「心」は「心理」【しんり】「感心」【かんしん】など「しん」と読むほか、「親心」【おやごころ】「真心」【まごころ】など「ごころ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しょうしん」と「きずごころ」のうち「傷心」の正しい読み方は「しょうしん」です。
「傷心」の意味
「傷心」とは、「心を痛めて悲しく思うこと」もしくは「痛めた心」を意味する言葉です。
悲しい出来事にあったり辛い出来事に見舞われると人の心は苦しくなり悲しみに襲われます。
そのような心が好ましくない状態になることを「心が傷つく」と表現します。
肉体とは違い実際に切ったりぶつけたりして傷がつくわけではありませんが、ケガをしたのと同じように心がダメージを受けていることを例えた表現です。
「傷心」とは傷ついた心のことで、心が痛んで悲しみでいっぱいになることや傷んで弱った心そのものを表す言葉です。
「傷心」の言葉の使い方や使われ方
・『プロジェクトの失敗に社長はとても傷心している』
・『彼女と別れて傷心の日々を過ごす』
・『傷心を癒してくれたのは一本の映画だった』
まとめ
「傷心」の読み方は「しょうしん」で「きずごころ」と読むのは間違いです。
デリケートな場面で使うことが多いので正しい読み方と意味を理解した上で使いましょう。