「元値」とは特定の値段を表す言葉です。
表しているのは具体的に何の値段でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「元値」の正しい読み方と意味について解説します。
「元値」の正しい読み方は「もとね」と「もとち」どちら
「元値」という言葉の読み方として「もとね」と「もとち」の2つが思い当たります。
「もとね」と「もとち」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「元値」の正しい読み方は「もとね」です。
「元」は「元手」【もとで】「国元」【くにもと】など「もと」と読みます。
「値」は「値幅」【ねはば】「売値」【うりね】など「ね」と読むほか、「同値」【どうち】「価値」【かち】など「ち」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「もとね」と「もとち」のうち「元値」の正しい読み方は「もとね」です。
「元値」の意味
「元値」とは、「変化する前につけられていた元々の値段」を指す言葉です。
ビジネスにおいては販売する商品の元々の値段、つまり仕入れ値を指します。
生産業の場合は生産するのにかかった元々の値段、つまり生産原価が「元値」に当たります。
一般的には現在付けられている値段に変わる前に付いていた元々の値段を表す意味で使われる言葉です。
商品が値引きや値上げなどで以前の値段から変更して売られている時の変更前の価格が「元値」に当たります。
「元値」の言葉の使い方や使われ方
・『元値に利益を上乗せした値段で販売する』
・『元値を考えるとかなりお買い得だ』
・『元値から3割も値上がりしている』
まとめ
「元値」の正しい読み方は「もとね」だけです。
「もとち」などその他の読み方はすべて誤りなので正しい読み方と意味を知っておきましょう。