この記事では、「先達」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「先達」の正しい読み方は「せんたつ」と「せんだつ」どちら
「先達」の達はタツとは読みますがダツとは読まない漢字です。
ですが「先達」は「せんたつ」ではなく達の最初を濁音にした「せんだつ」と読む人もいて、どちらが正しいのかわからない人や間違った読み方をしている人も少なくないでしょう。
正しい読み方の結論
「先達」の正しい読み方は濁る「せんだつ」だけであり「せんたつ」は間違った読み方です。
たしかに達は単体ではタツと読んでもダツとは読まない漢字ですが、「先達」は発音しやすいように後ろの言葉の頭文字が濁るという連濁に含まれる言葉なのでタツが濁って「せんだつ」になります。
「先達」の意味
「先達」とは学問や技術芸能などにおいて先に学び修めている人を指す言葉です。
いわゆる先輩に近いですが「先達」は指導者にあたる人や過去に同じ学問や技芸を学んだ人も含めるので、自分より多少先に学び始めている人を指す先輩よりも範囲が広い言葉と言えます。
また別の意味として山を登るなどの際に道案内する人を指すのにも使われる言葉です。
「先達」の言葉の使い方や使われ方
・『先達の指導を受ける』
・『芸能として確立した先達に尊敬の念を覚える』
・『登山にあたり現地の先達を雇う』
まとめ
読みやすくするために後ろの文字を濁らせたのならどちらも正解で良いような気がするかもしれませんが「先達」は「せんだつ」だけが正しい読み方です。
「せんたつ」はよくある誤読扱いで正しい読み方とは認められないので、必ず後ろの文字であるタツの頭を濁らせて「せんだつ」と読みましょう。